「民進党を邪魔した困ったちゃん」とはこまったちゃん

 

 野田前首相のことだ。
私は野田前首相のことを深くは知らない。
でも、政権を奪取して台所を見たら財政は火の車であった。
「やるべき事はやる!」。マニフェストを破ってまでも消費税値上げに踏み切った野田前首相は実に立派だ。

 消費増税を反対に民主党を離党した小沢氏を新党に参加させないのは当然だ。

 団結しなければ成らないときに離党して足を引っ張った小沢一郎氏は真に政治の事を考えない選挙屋ではないか。国民を口先だけでごまかす大悪党だ。

脚光を浴びている時は表にやたらと出てくるが都合が悪くなると雲隠れする。当に“政治屋の鏡とも言うべき悪党”ではないか。

 「新党が政権奪取するには小沢さんの知恵を借りなければならない」と言う民進党議員。なんとも情けない。
こんな悪党の力を借りなければ選挙に勝てないと宣う民進党の政治家ならぬ選挙屋にはなんらの期待も持てない!

 民主党が政権を奪取した数年前、国民は消費税値上げ云々よりも、「官僚体制の打破とコンクリートから人へ」に期待して民主党に投票したはずだ。

その後、選挙に負けた途端に公約は陰を潜めた。あの公約は民主党が掲げる政治理念では無かったのか。全く節操がない。
こんな民主党民進党に名前を変えても期待は持てない。

 自民党は実にずる賢い。民主党政権時代に消費税値上げに賛成して、政権を取った暁には、「消費税値上げを行ったのは民主党だ」と決め込み責任逃れを行い国民の目をごまかす。ごまかされる国民も困ったちゃんだ。

昨年の暮れに誕生した大阪維新はもっと調子がいい。
「与党でも無く野党でも無い」などと一線を画し、何でも反対を唱える野党では無いと良い子ぶっている困ったちゃんだ。
まあ、維新の党には期待したときもあったけどね。騙されたよ。

 「政権担当能力を磨く為に必要なものとは何か?」 「それは、大局を見ない「困ったちゃん議員」の軽口癖をやめさせる事だろう」(週刊朝日2016年4月1日号)とある

 アベノウイルスに汚染されて大局を見ていないのは国民の“心”から離れて小沢氏にラブコールを送る民進党議員や選挙に勝つことだけに命をかける政治屋と其れを仰ぎ立てるマスコミや政治記者ではないか。

 確かに選挙に勝てば“数の力”により憲法学者の「違憲」との忠告をも無視して憲法をもねじ曲げる事が出来ることを今回の「安保法案」の強行採決で思い知らされたのではあるが…


   天の邪鬼 鉄槌